ぴんぽ~~ん

 ん?
玄関、鳴った?
目が開いた。
2階で寝ていたわたしは、窓からカーテンを開けてのぞいた。

 時は、夜中の2時40分。
誰もいない。
が、玄関につながるインターホンが、ベルが鳴ったことを知らせている。
まさか、風?
確かに、風がきつい夜である。
でもねぇ・・・・

 とりあえず、床に就いた。




 ぴんぽ~~ん。

 また鳴った。
のぞいてみる。
人影が・・・

 黒い服で身を包んだその女の人(に見えた)は、
そのまま、向い側の家のピンポンを、押しながら、歩いて行く。
時間は、3時10分。

 はぁ???
どういうこと??
悪びれた様子もなく、普通に歩きながら、次々押していく。
言葉もでない。


 上の子が起きてきた。

「今、ピンポン鳴らんかった?」
「鳴った。おばさんが、『ピンポンダッシュ』ならぬ『ピンポンとことこ』していった」
「なんじゃそれ。。。(+_+)」


 ぴんぽ~ん


 ん?また鳴った。
のぞいてみる。
まさに、向いのお宅のピンポンを押しているところだった。
さっきの人とは違う(ように思う)。
数歩歩いて、立ち止っている。

 わたしは、見続けた。
相手は、気付いているのだろうか?
シルエットは見えるのだが、なんせ、わたしの体温や吐く息で窓が曇って、
表情や、どこを見ているのかがわからない。

 しばらく、見つめあっていたのだろうか?

 再び歩き出したその人の足取りは、うちの隣の家に向かっていた。

 と、急に、後ろを気にしだして、まっすぐ歩きだした。
何度も何度も振り向きながら、歩きだした。
やはり、気付いていたのか・・・


 見送った後、床に就いたが、目が覚めて寝れない。
体もすっかり冷え切ったようで、ぬくもらない。

 それより、無性に腹が立ってきた。
何もできなかった自分に、腹が立つ。
窓をあけて、怒鳴ればよかった。
だだぁ~~っと、階段駆け下り、ばぁ~んとドアを開け、
「何か用事か」と問えばよかった。

 いや懐中電灯で、顔を下から照らし、脅かせばよかったか。
写真を撮ってやればよかったか。

 なんにしても、眠れない数十分を床で過ごし、寝不足で目覚めた。

 夜中にひどいことをするもんだ。。。(--〆)
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